決め手はチーズ?
そしていよいよ、完成した「KBQバーガー」が運ばれてきた。韓国語で説明が書かれた包み紙をめくってかぶりつくと、「甘め」と感じられたプルコギやバンズの味が、「酸っぱ辛い」コチュジャンソースによってギュッと引き締められ、うまく中和していることが分かる。
間にはさまれたビーフパティやレタスを含め、各食材の個性が見事にマッチし、まろやかな味にまとまっている。しかし、決め手になっているのは意外とチーズなのではないか。蕗澤さんに聞くと、「これでチェダーチーズがないと、マクドルドらしい味にはならないんです」と説明してくれた。
パティの上に肉料理ということで、多少「重め」のバーガーを想像していたが、記者はペロリと食べきってしまった。蕗澤さんも開発中、「ぜひもう1枚パティをはさみたい」と思い、当初予定していなかったビーフパティ2枚入りの「ダブルKBQバーガー」の投入を決めたそうだ。
「プルコギはここ数年人気の高い料理で、名前を聞けば興味を持つ人も多いのではないでしょうか。お子さまから大人まで、きっと多くのお客さまに楽しんでもらえるはずです」と話すのはPR部の萩原和之さん。21日からの先行販売(207店舗限定)でも、好評を得ているという。
価格は、「KBQバーガー」が単品で330~350円、バリューセット(マックフライポテトM、ドリンクM付き)で650~670円。「ダブルKBQバーガー」は390~410円、バリューセットで710~730円。