東日本大震災以来の「節電」ムードの高まりを受け、LED照明の普及が最近加速している。そんな中、LED照明の商品化にいち早く取り組んできた東芝ライテックが2011年10月27日、ショールーム「CO-LAB(コラボ)」の内覧会と新商品の発表会を開催した。
「あかり空間」を実体験
11月4日から東京・港区にお目見えする「CO-LAB」は単なる新商品の展示に留まらず、実際に東芝のLED照明を使った「あかり空間」を体感できる「LEDシミュレーションラボラトリー」だ。
施設は2つのエリアに分かれ、「Site-01」では「住宅照明」「屋外照明」「店舗照明」「オフィス照明」といったシチュエーション別の照明空間を提示。「店舗照明」のゾーンでは設定を変化させ、さまざまな照明環境を体感することができる。「Site-02」では、天井の高さや壁の素材を変えながら、一人ひとりに最適な照明をシミュレートし、結果を元に、実際の使用環境に合った多様な受注を受け付ける。
5色のLEDで自由度アップ
またこの日行われた商品発表会には、東芝の新作LED照明が続々と登場した。
10月17日から発売されている、従来の昼光色・電球色に加え、赤・緑・青の3原色のLEDを業界で初めて搭載した「LEDシーリングライト」は、5色の光を組み合わせることで、これまでにない自由な演出照明が可能に。
11月15日発売の「一般電球形10.6W」は、従来のLED電球の「光の広がりが狭く、まぶしい」という難点を改善し、従来の電球に近い配光角260度の広がりとソフトな感触を実現した。明るさは白熱電球60W形相当で、広配光タイプとしては業界最高だ。
このほか11月1日に発売される薄型LEDベースライト2種は、器具最薄部16mmという省スペース。天井面にも光が当たるようになり、部屋全体の明るさを向上させている。