クラウド使いこなすオシャレ女子とは? 話題の「雲ガール」直撃

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   PCやスマートフォンを片手に、情報収集力×コミュニケーション力×時短で充実した毎日を過ごす女子、その名も「雲ガール」が話題だ。

   恋に仕事に忙しく、おしゃれにも気をつかい、さまざまなクラウドサービスを使いこなす。そんな雲ガールを代表して、大学院生でありながら、オーマ(東京・文京区)のプロジェクトマネジャー(PM)を務め「READYFOR?」というサービスを手がける米良はるかさんに話を聞いた。

「引換券」を購入することで支援が可能に

米良はるかさん
米良はるかさん

――「READYFOR?」とはどのようなサービスですか。

米良 クリエーティブな活動や社会性の高い活動など、ネット上で「何かやりたい」と思っている「実行者」が、多くの人から少しずつお金を集めてその夢を叶える「クラウドファンディングサービス」です。アメリカのクラウドファンディング「キックスターター」をモデルにして、2011年に立ち上げました。
   「READYFOR?」では今まで40個くらいのプロジェクトを実施しています。仕組みとしては「購入型のクラウドファンディング」という形を取っていて、「支援したい」と思った人がそのプロジェクトの「引換券」を購入することで支援が可能になります。「引換券」はたとえば「映画を作りたい」というプロジェクトだと、できた映画のチケットを支援してくれた人に渡したり、1万円払ってくれた人にはエンドロールで名前を出したりといった形で、プロジェクトを応援してくれる、共感してくれる人と一緒に夢を叶えるという仕組みができています。
   もう一つは「All or Nothing」というモデルで、プロジェクトが設けた募集期間内に必要な費用が集まらなかった場合は0円になってしまい、お金を払った人には返金されるというものです。期間内にみんなで支援しないと夢がなくなっちゃうということで、ゲーム性を感じながら参加できる仕組みになっています。

――米良さんにとってクラウドサービスはどんな存在ですか。

米良 移動がすごく多いので、どんな場所でもすぐに自分の仕事につける体制を整えておかなければならないこともあって、基本的には「必須」なものです。
   Facebookに関して言うと、「仕事面で使える」ことが意外でした。私は大学2年生の頃からFacebookを始め、海外に留学したときの友だちとの交流に使っていました。当時はみんな英語しか使っていない空間でしたが、去年(2010年)くらいから日本でもいろいろな人が使うようになって、自分より世代が上の人々もどんどん入ってきて日本語が飛び交うようになりました。日本では仕事面で使っている人が多いと思います。たとえばあるプロジェクトのグループに顔見知りじゃない10人が入れられて、重要な情報をみんなでシェアできたり、ディスカッションしたりすると、プロジェクトがスムーズに進んでいて「すごいな」と思いました。
   私があるテレビ局と仕事したときは、期限が短いプロジェクトでみんな徹夜で作業だったんですが、物理的に離れていてもチャットしながらスムーズに作業を進めることができました。友だちとつながるのはもちろん、仕事面でもまったく問題なく使える「コミュニケーションツール」だと思います。

「これからは個人がフィーチャーされる時代になる」

――1日何時間くらいPCやスマートフォンを使っていますか。

米良 起きている時はずっとPCは開いています。歩いているときはスマートフォンを見ているし、何かしら使っていると思います。

――今後の「READYFOR?」とwebサービス全体の展望を教えてください。

米良 「READYFOR?」は、「個人の時代になる」ということを踏まえて作られたサービスです。今はFacebookやTwitterによって個人の発信力が強くなっている時代ですが、発信力が強い人だけじゃなくても、日の目を見ないところで自分の信念を持って努力し続けている「1人の人」というのを焦点に当てて、そういう人たちがもっと頑張れるような社会、そしてそういう人が支えられる側になったり、時には応援する側になったりと、個人が支え合うような社会を作るのに貢献していきたいと思います。
   webに関してもやはりもっともっと個人活動がフィーチャーされるようになって、全体が個人を支えるようになっていくんじゃないかと思います。

「雲ガール」の実態わかるサイトオープン

「雲ガール.com」サイト画面
「雲ガール.com」サイト画面

   トレンドマイクロは、2011年9月27日にウイルスバスター2012 クラウドのプロモーションサイト「雲ガール.com」をオープンした。

   女性たちにクラウドサービスを身近に感じてもらうため、「雲ガール」の座談会「雲ガール女子会」や、今回インタビューに応じてくれた「カリスマ雲ガール」米良さんのインタビュームービー、クラウドサービスを使っていない「非雲ガール」との比較で「雲ガール」の充実した生活ぶりがわかる「雲ガール意識調査」など、雲ガールの魅力を伝えるコンテンツを豊富に掲載している。

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