立命大・谷口准教授「まずはやってみてほしい」
ビブリオバトルは2007年、立命館大学情報理工学部准教授の谷口忠大さんによって考案された。研究室の内輪で行ううちに口コミで広がり、最近では全国各地の大学、書店で催されるほか、社内研修やPTA活動に取り入れるところも出始めた。30日の首都決戦には、「北は北海道、南は鹿児島」から出場者が集うという。
谷口さんは、「実際にやってみると、多くの人は紹介される本の内容それ自体より、紹介者がその本を『なぜ選んだか』『どう解釈したか』に興味を示します。中学や高校の時目立たなかったような人が、意外と強かったりするんですよ」とビブリオバトルの魅力を語る。
「ビブリオバトルにはまだまだいろんな可能性があります。とにかく簡単なので、まずは仲間を集めて自分たちでやってみてほしい」
「ビブリオバトル首都決戦2011」は10月30日、東京都などの主催によりベルサール秋葉原で開催される。ゲストとして谷口さんのほか、東京都副知事の猪瀬直樹さん、早稲田大学教授の東浩紀さん、漫画家・イラストレーターのわたせせいぞうさんらが登壇する。入場は無料。