阪急コミュニケーションズは2011年9月29日、ユニークは新刊本『恋の六法全書 ガールズトークは"罪"ですか?』(著・長嶺超輝)を発売し、話題を呼んでいる。
ドラマ仕立てのショートストーリー
登場人物を設定。ドラマ仕立てのショートストーリーで恋愛トラブルを取り上げ、それが法律的にどうなるのかを、司法ライターの長嶺超輝氏がわかりやすく解説するというものだ。
たとえば、本のタイトルにもある「ガールズトーク」の項はこんな具合。2人の女性が、うち1人の前彼のマザコン話で盛り上がる。そしてクエスチョンへ。うわさ話の中で、誰かの悪口を言ってバカにすると、名誉毀損のような怖い"犯罪"になるかもしれない。そこで、裁判で有罪にならないように誰かの悪口を言う、一番いい方法はなにか?
「デート中のキスは公然わいせつか?」
5択だ。①口の堅い人たちにコッソリ話す ②本当の出来事をありのまま話す ③訴えないように本人を説得する ④あまり具体的なことを言わなければいい ⑤パソコンでネット掲示板に書き込めばいい
答えは③。著者は、「まず会ってくれるかどうかが第1関門、訴えないことを約束してくれるのが第2関門、訴えない約束を「誓約書」という証拠で残してくれるかが第3関門といえます。(中略)『ちょっと悪口を言ったぐらいで大げさだ』と思う人もいるかもしれませんが、決して大げさではありません。他人の名誉やプライバシーを。オモチャ代わりにしてもてあそぶってのは、それほど重いことなのです」という。
ほかに、「同棲を解消、部屋から持出せるものは?」「デート中のキスは公然わいせつか?」「好きだから束縛、どこまで許されるか?」ほか。
単行本、208ページ。定価1365円。