古くから「香り」については独自の文化を誇る日本だが、最近では普段の暮らしの中での「香り」には、日本よりもアメリカ、フランスの家庭の方が気を遣っている――P&Gが2011年10月5日に発表した調査結果からは、こんな傾向が浮かび上がる。
部屋への「香り付け」率、米7割に対し日本4割
部屋のインテリアやシーンに合わせて空気を飾る「エアデコレーション」、略して「エアデコ」を提案しているP&Gでは、日本・アメリカ・フランスの3か国の20~40代の既婚女性1200人に対し、各国の主婦の「香りとインテリア」に対する考え方を尋ねた。
これによると自宅の部屋に、ホームフレグランスなどで「香り」を日常的に付けている主婦はアメリカが71.0%、フランスは53.7%だったのに対し、日本では39.2%留まり。「インテリアで重視すること」として「香り」を上げた人もフランス(46.0%)、アメリカ(38.7%)に比べ、日本は36.3%と3か国の中で最も低かった。