ビーンスターク・スノーは2011年10月、DHAを含んだ加工食品「ビーンスタークマム 母乳にいいもの 赤ちゃんに届くDHA」を新発売した。
DHAは母乳を通して赤ちゃんに届く
魚介類に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、胎児や乳幼児の発育に大切な栄養素とされ、授乳期では母乳や粉ミルクがその供給源としての役割を担う。
母乳中のDHAの量は、母親が摂取するDHAの量によって変化するとされ、アメリカ人の約4倍の魚介類を消費する日本人の母乳は、母乳中のDHAの量もアメリカ人の約4倍だという。厚生労働省の「妊産婦のための食生活指針」でも、妊娠期と授乳期のDHAなどn-3系脂肪酸の摂取が推奨されている。
しかし、ビーンスターク・スノーの研究によると、日本人の1日あたりの魚介類平均摂取量は、1989年から2008年にかけて約2割減少しており、それにともない母乳脂質中のDHA含量も約2割減っていることが分かった。