「旧皇族に生まれ、損するほうが多かった」竹田恒泰さんが明かす執筆の原点

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日本の「当たり前」に驚く世界

   世界中を旅してきた竹田さんは、各地で「日本が大好き」という人々に出会ってきた。ロシア帝国に勝利した明治天皇など先人の功績が今なお尊敬されていることも大きいが、

「乱れたとはいえ、日本人が当たり前のようにやっていることはまだ、世界では当たり前ではない。だからこそ、震災のときにも世界の人々は『日本人はスゴい』と驚いた」

   その価値観を体現する存在こそが「天皇」なのだと竹田さんは語る。被災地を訪れる両陛下の姿に竹田さんは「国民をわが子のように大切にしていることを感じた」といい、それこそがはるか昔から続く「天皇」の姿なのだという。

   9月15日に発売された竹田さんの新著『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(PHP新書)は、そんな「世界最古の国」日本の「はじまり」をわかりやすく説いている。新書版、243ページ。定価720円(税別)。

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