ガンに襲われたギャルブロガー 子宮・卵巣摘出で見た「現実」

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   祥伝社から2011年7月23日に発売された新刊本『HPV 24歳、子宮頸がん患者デビュー』(著・723=ナナニーサン)が話題だ。

「8月までに死にます」

『HPV 24歳、子宮頸がん患者デビュー』
『HPV 24歳、子宮頸がん患者デビュー』

   著者の「723」は、ファッションやネール、メイクが大好きで、3度のメシより遊び好き。まったくの自由人で、16歳から社会人になり、ブログで自分のことを「オイラ」といってしまう、まあ、イマドキギャルだ。ただ、24歳のある日(2009年6月)、医師から「このままの生活続けたら8月までに死にます」と宣告されているところが「フツー」とはちょっと違う。

   「白いのがガンだよ」と言われても、「白いのしか見えませんが」。

若い人に増加中のHPV感染

   伝えられた病名は、

   「子宮頸がんⅠⅠa+骨髄リンパ節転移腺扁平上皮がん」という長ったらしいもの。彼女によると、子宮頸がんの発症原因の9割以上がHPV(ヒトパピローマウイルス)感染で、HPVはセックスの経験がある人はもっているウイルスだという。最近、若い人の間で増えているがんらしい。

   すぐに手術。子宮も卵巣も取らなければならない、女性にとっては辛いものだった。「723」はこの入院を機に携帯でブログを始め、人気No.1になる。等身大の表現で、彼氏や病状、将来のことなどを赤裸々に綴る内容が共感を得た。

売り上げの一部を寄付

   「病気を知らない人 そして今、闘病中の方にも こんな人いるんだな~的な感じで是非(ぜひ)読んでほしいな~って思ってます」と著者。

   本書の売り上げの一部は、ティール&ホワイトリボンプロジェクトを通して、子宮頸がん啓発のための活動に役立てられるそうだ。

   単行本(ソフトカバー)、168ページ。定価1260円。

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