ファイザー、バイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリーの4社は、全国のED(勃起不全)治療薬使用者を対象に「偽造ED治療薬」に関するインターネット調査を実施したところ、意外な事実が明らかになった。大多数の人が偽造品の存在を認識し、市場に出回っていることも知っていたのだ。
「偽造品と本物、区別できる」は4人に1人
ED治療薬の購入経験がある男性564人に尋ねたところ、ネット上に偽造ED治療薬が出回っていることを認識している人は97%を超えていた。
ところが「医療機関を受診した人」と「ネット上で購入した人」に分けて調べてみると、ネット購入者は偽造品の割合を低く見積もりがちであり、また実際にはED治療薬の真贋を見分けることは非常に困難であるにもかかわらず、24.6%が「自分は偽造品と本物を区別できる」と考えていた。