ジューシィ・フルーツ、P-MODEL、ヒカシュー、戸川純……1970年代末~80年代初頭に活躍した「ニューウェイヴ」勢の楽曲を「初音ミク」などのボーカロイドがカバーするアルバム「初音ミクsingsニューウェイヴ」が2011年10月26日、ビクターエンタテインメントから発売される。プロデュースはサエキけんぞうさんだ。
ニコ動の人気ボーカロイドPが競演
カバーを手がけるのは、うどんゲルゲさん、ぶっちぎりPさん、kihirohitoさんなどニコニコ動画で活躍する投稿者たち。初音ミク、鏡音リン、巡音ルカなどのボーカロイドを駆使し、ニューウェイヴの代表曲を現代流に再構築する。
「当時は人間がテクノ的なサウンドに近づけようとしていたけど、現代はテクノが人間に近づこうとしている」と語るサエキさんは、「バンド・サウンドとテクノの味わいの違いを楽しんでください」と意欲を見せる。
イリア「ミクとのデュエット楽しみ」
また今回のアルバムにはジューシィ・フルーツでボーカルとリード・ギターを務めたイリアさん本人も参加。1980年のヒット曲「ジェニーはご機嫌ななめ」を初音ミクとデュエットする。
イリアさんは、「初音ミクとのデュエットだから楽しみにしていました。30年前の自分とは違う歌を歌えたと思います」と話している。
9月14日からは「着うた」「iTunes」などで、「ジェニーはご機嫌ななめ」「美術館で会った人だろ」の先行配信も始まった。