VICS情報を提供する財団法人 道路交通情報通信システムセンター(以下VICSセンター)は、「第2回VICSフォトコンテスト」を2011年8月15日から実施中だ。応募はWeb・モバイルサイトを通じて行われ、締め切りは9月30日まで。
募集する写真のテーマは、蜂(ハチ)のオリジナルキャラクター「VICS-Bee(ビックス・ビー)」または「エコドライブ」。2011年7月に岸和田・海老名サービスエリアに登場した「VICS-Bee」の着ぐるみや、特設Webサイト内の「VICS-Bee」のぬりえと一緒に撮った写真、またはドライブ先でのとっておきの写真を広く募集する。優秀作品にはすてきなエコグッズ、応募者全員にはPC・モバイル用のオリジナル壁紙をプレゼントする。
なお、7月1日~8月14日に行われた「第1回フォトコンテスト」の優秀、佳作作品はホームページ内で掲載されている。優秀作品には、サービスエリアのイベントで大人気だった「VICS-Bee」の着ぐるみと一緒に撮ったもの、また、海や山での楽しげな夏休みを思わせるものなどが選出された。キャンペーンの担当者は、「2回目の今回は、VICS-Beeがメーンテーマだが、それだけではなく、エコドライブや家族のとっておきの思い出なども評価のポイントになる」と語っている。
空いている道を選んで目的地まで案内
「VICS(Vehicle Information and Communication System)」は、渋滞や交通規制といった道路交通情報をカーナビに送信する情報通信システムのこと。VICSセンターによって集められた道路交通情報は、センター内で処理、編集され、「FM多重放送」「光ビーコン」「電波ビーコン」を通じ、VICS対応のカーナビに送られる。特に、ビーコン情報を受信出来るカーナビシステムだと、渋滞を避け、目的地まで最適なルートで自動案内してくれる。
また、VICSの情報をもとに、最適なドライブルートで走行距離が短縮されると、時間の無駄を省き、ガソリン消費量を節約、CO2排出量を減らすなど「エコドライブ」に貢献できるという。VICSセンターの行ったVICSの効果測定実験(2003年度)によると、VICSを使って渋滞や交通規制を避けたルートを選択することで、約20%の時間を短縮し、最大10%のガソリンの節約になるという調査結果も出ている。VICSの利用によりスムーズな走行が出来れば、運転時にも心理的な余裕が生まれるといった効果も望めそうだ。