コスプレはアニメ、ゲームソフト、フィギアなどから派生した文化の副産物といえよう。そのうちアニメの割合は80%にも達し、残りはファイナルファンタジーなどのゲームを参考にしたコスプレが多い。従ってコスプレはアニメ文化でもあり、アニメの世界を擬人化することで自分を作品として表現する高等文化でもある。
アニメは世界に誇る日本の最大の輸出文化
アニメは日本を原点にアニメ文化として世界に発信しているように、世界に誇る日本の最大の輸出文化かもしれない。日本のアニメはアジアの中国をはじめ台湾、韓国、タイをはじめ、ヨーロッパ、アメリカにまで及んでいる。
そして日本のアニメを真似た世界のコスプレイヤーは、300万人ともいわれている。「上海にはコスプレイヤーの専門大学があり、30万人のコスプレイヤーがいるとか。上海市内をコスプレして闊歩している女性が目立ちます」と日本航空上海支局員。ウエブを見ても素晴らしいコスプレイヤーが存在していて、日本以上の活況をみせている。
「コスBON fantasy」サイト、海外からアクセス5%
他にも台湾で20万人、シンガポール、マレーシア、イギリス、フランス、スウエーデン、アメリカのロスアンゼルス、サンフランシスコなど世界中でコスプレイヤーの活躍が目立つ。「コスBON fantasy」(音羽出版)のウエブは海外からのアクセスが5%にものぼる。
コスプレは世界規模に拡大している。
こう考えていくと世界のコスプレイヤーに向けた事業も考えられるかも知れない。
肥留間正明