日光江戸村、いまやコスプレの「聖地」に!

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   東京から2時間、栃木県日光市にある日光江戸村では『新撰組』の集団が闊(かっ)歩している。日光江戸村のイベントスタッフではない。いずれも女性で一眼レフのカメラを持ち歩き写真を撮る。アニメ『薄桜鬼』を演じているコスプレイヤーの一団だ。

最初は違和感があったが…

「VOCALOID」 巡音ルカ(龍ノ啼ク箱庭拠リ)/model:壱-ICHI-
「VOCALOID」 巡音ルカ(龍ノ啼ク箱庭拠リ)/model:壱-ICHI-

   新撰組の隠された秘密、幕末を駆け抜けた男達の闘いを描いた『薄桜鬼』は主人公の蘭学医の娘・雪村千鶴が父親を探すために、男装をして京の町を訪れ、そこで新選組と出会い、土方歳三、沖田総司、斉藤ー、原田左之助、永倉新八などと父の行方を共に捜すこととなる。

   そして、次に人気があるのは『戦国BASARA』。日本の戦国時代を舞台としたアクションゲームのシリーズで、2009年からテレビアニメ化された。伊達政宗、真田幸村、織田信長、濃姫、上杉謙信、武田信玄、森蘭丸、明智光秀、前田利家、猿飛佐助、島津義弘、徳川家康、長曾我部元親、北条氏政、毛利元就、前田慶次、豊臣秀吉、竹中半兵衛、宮本武蔵、北条氏政、今川義元、片倉小十郎、浅井長政などそうそうたる顔ぶれだ。

   2年前から日光江戸村でコスプレを始めたのは㈱音羽出版。3年前に『コスBON fantasy』というコスプレ本を出版しているうちに、コスプレイベントに参加するようになった。「最初は日光江戸村も違和感があったようです。しかし長年続けているうちにすっかり溶け込み、今では日光江戸村のスタッフがハグをするほど解けこんでいる。コスプレは日光江戸村の風物詩になっています」とイベント代表のコスプレイヤーの海都さんは話す。

肥留間正明

【下段写真=左から】
「ヘタリア Axis Powers」 スペイン/model:さくりちはや、ベルギー/model:あめこ、オランダ/model:おそらいろすかい、ロマーノ/model:とーや

「うたの☆プリンスさまっ♪」 七海春歌/model:リイナ、一本木オトヤ/model:陸

「VOCALOID」 巡音ルカ(龍ノ啼ク箱庭拠リ)/model:壱-ICHI-

「VOCALOID(ニトロプラス系)」 ナイトウくん/model:萌葱厘、そに子/model:黒麗和

「戦国BASARA」 真田幸村/model:愁、猿飛佐助/model:白丸、伊達政宗/model:恭夜

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【プロフィル】肥留間正明(ひるま・まさあき) 埼玉県生まれ、日本大学法学部卒業。作家、芸能評論家、ジャーナリスト、㈱音羽出版社経営。女性自身(光文社)記者として記者生活のスターと、週刊宝石(光文社)、 FLASH(光文社)創刊を担当、“巨乳”という造語を作る。エンターテイメント、歴史ドキュメントを中心に執筆、出版活動を本格的に開始。〈テレビ出演〉『やじうまワイド』(テレビ朝日)、『アッコにおまかせ』(TBS)、『ワイドスクランブル』(テレビ朝日)ほか。〈著作物〉『勝新 役者バカ一代』(音羽出版)、『がん闘ったスターたち』(テレビ朝日)、『ウオンビン 江原道から』(鹿砦社)、『チャン・ドンゴン~ソウルの空から』(音羽出版) 『オレンジレンジ~コザからのメッセージ』(音羽出版)、『龍馬と海』(上・脱藩編)/『龍馬と海』(下・亀山社中編)その他多数
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