阪急コミュニケーションズは2011年7月2日、PEN BOOKSシリーズから新刊本『恐竜の世界へ。 ここまでわかった!恐竜研究の最前線』(監修/真鍋真、編/ペン編集部)を発売した。
現在までに確認されている恐竜の数は800種といわれるが、それはほんの一部で、実際はその何倍、何十倍もいたものと思われる。2億、3億年前という、太古の昔に思いを馳せ、巨大な体をした恐竜が草原をのし歩く光景を思い描いてロマンを感じていた男性も少なくないのではないだろうか。
今回の本では、タイトルにあるように、発掘現場や研究の現場からもたらされた最新情報を伝えるとともに、北海道大学総合博物館の小林快次准教授やシカゴ大学のポール・セレノ教授、中国科学院古脊椎動物古人類研究所の董枝明教授など、恐竜に魅(み)せられた人たの紹介や世界の恐竜博物館の案内もしている。
巻頭には、恐竜の歴史がひと目でわかる系図を、また、巻末には、監修者である国立科学博物館研究主幹・真鍋真氏の寄稿「『恐竜絶滅』という、大いなるミステリー」を収載している。
単行本(ソフトカバー)、152ページ。定価1680円。
ちなみに、「恐竜博2011」が、10月2日まで、東京・上野の国立科学博物館で開催中だ。