「遺品」が語りかける命の尊さ、家族の絆

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『遺品 あなたを失った代わりに』
『遺品 あなたを失った代わりに』

   晶文社は2011年8月2日、新刊本『遺品 あなたを失った代わりに』(著・柳原三佳)を発売した。

   大切な人が愛用していた品は、その人が亡くなった瞬間に「遺品」と呼ばれる思い出の品と化す。さまざまなエピソードをその内側に包み込んだ「遺品」は、残された者たちに、生前の元気な姿を浮かび上がらせると同時に、生涯消えることのない悲しみを突きつけるのだ。

   著者の柳原さんは、交通事故や司法問題を中心に取材を続けるジャーナリスト。事故被害者の取材を続けるなか、"不慮の死"によって亡くなった人たちの「遺品」にかけがえのないストーリーがあることを知り、18の短編にまとめた。

   「遺品」は、手作りのぎょうざだったり、古くなったパジャマだったりする。

   命の尊さ、親子・夫婦の絆、そして生きていくうえで本当に大切なものとは何かを教えてくれる一冊だ。

   単行本、127ページ。定価1470円。

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