メルセデス・ベンツ日本は2011年7月29日、約4年ぶりとなる「新型C63AMG」を発表し、予約注文の受け付けを始めた。2007年10月にデビューした「C63AMG」はAMGシリーズ最大の販売量を誇る人気モデルだが、今回の「新型C63AMG」には、セダン、ステーションワゴンに加え、Cクラスの新ラインアップとしてドライビングパフォーマンスに優れた高性能スポーツクーペモデルを追加。まるで、ジェットコースターのような加速力が体感できるという。
0-100km/h加速は4.5秒
エンジンは、AMG独自開発の63リッターV8。最高出力336kW/457ps、最大トルク600Nmというハイパワーにより、0-100km/h加速は4.5秒(クーペ/セダン)を実現。加速度は特筆すべき6.17m/s2で、「ジェットコースター」にたとえられるゆえんはそこにある。
各モデルともに、湿式多板クラッチ採用のAMGスピードシフトMCTを搭載し、従来のAMGスピードシフトに比べ、ダイレクトなアクセルレスポンスとスピーディーなシフトチェンジを可能にした。また、通常のオートマチック・トランスミッションにみられる損失を低減し、ジェットコースター並みの加速性能がありながら、燃焼効率も大幅に改善。ここまでくると、スポーツカーを超えて「モンスターカー」と言ったほうが正解かもしれない。