「おそらくかなり難関になるのでは」
境港妖怪検定・実行委員会の担当者に話を聞くと、「上級」の難易度については「おそらくかなり難関になると思います」と話す。提示されるテーマを時間内にまとめるには、テーマに対する理解力、妖怪に対する理解力なども必要だからだ。
ただし、ただでさえ難易度の高い中級合格者142人のみに受験資格があることから、「上級」への挑戦者は、妖怪の知識がとびきり豊富な人になりそうで、「受験者数の予想もつかないくらいですし、ましてや合格率の予想もまったくつきません」(前出の担当者)。
ちなみに、試験日の様子については「マニアックなイメージがあるかもしれませんが、会場の雰囲気はまったくそんなことはなくて、みな真剣。趣味としての『妖怪』が定着してきているのかも。受験者の男女比はほぼ半々で、女性が多いというのが意外でした」と語る。検定は、妖怪を知って、日本の風土や文化を再確認してほしいというテーマを掲げて開催。受験者は、北海道から沖縄まで全国から詰めかけている。はるか昔の日本人の想像力や表現力の豊かさに触れてほしいという。