昨年12月29日から31日までの3日間、東京・有明のビッグサイトで毎年コミックマーケット(コミケ)が開催されている。一日20万人、3日間で60万人を動員するコミケは同人誌の販売を目的にしているが、コスプレイヤーが3日間でのべ5万人近くも集まる国内最大のコスプレイベントでもあるのだ。
有明のコミケは国内最大のコスプレイベント
ユリカモメの国際展示場駅には100メートル以上の列をなし、モノレールに乗るだけでも一大事業になるほど賑わいを見せている。このイベントに、この10年間におけるコスプレイヤーの拡大が垣間見えるといってもいいだろう。
現在、コスプレ人口は、ビギナーから現役、引退したコスプレイヤーまで裾野を広げると「50万超」ともいわれている。大手のコスプレサイトを見ると、登録しているコスプレイヤーは25万人、それだけ裾野が拡大している。