残業続きも「やり甲斐を感じて働けるのは幸せ」

田口さんが手にするのは、好評の「海老と野菜のトマトクリーム玄米入りごはん」
――仕事で大失敗したことは?
田口さん 以前、ハート型のもなかの中にカボチャあんを入れたサラダを販売したんですが、厳しかったですね。かわいかったら10~20代の女の子が買ってくれるだろうという狙いは大外れ。本来、ナチュラルローソンは30代の働く女性たちがターゲットですし、誰に売るのかをしっかり理解すべきだと痛感した一件でした。
――では、この会社に入ってよかったと感じた瞬間は?
田口さん ラップサンドの「トルティーヤ」は日に10個以上売れることもあるんですが、自分が開発した商品が買われていくのを見て、改めて「すごい仕事をしているんだな」って実感します。他のコンビニさんと比べても、ローソンほど若い人にたくさんのチャンスを与えてくれる会社はないんじゃないでしょうか。仕事は、商品の企画から、それらが店舗に並ぶまで。朝から夜は通常でも10時すぎまでと結構大変ですが、やり甲斐を感じて働けるのは幸せだと思っています。
――東日本大震災で感じたことは?
田口さん 東北には取引先もあり、被災した方もおられました。でも、「頑張って、秋にはまたいい野菜を供給できるようにするから」って言われて、本当に感謝しました。いい材料でいい商品を作って、東北の復興に少しでも役立ちたいという気持ちでいっぱいです。