約2年前のギャルウォッチで、「渋谷系と原宿系のファッション文化の違い」をお伝えしました。
そのコラムでは、原宿系女子が渋谷系テイストをあまり取り入れない慎重派であることをお伝えしましたが、実は最近、ハリネズミタイプだった(トゲトゲしていて他を寄せ付けなかった)原宿系女子に、ある変化が生まれ始めているようです。
というのは、ハリネズミタイプの原宿系女子が、渋谷系ギャルのテッパンでもある、あるアイテムを取り入れつつあるようなのです。
その気になるアイテムとは……、「つけまつげ」です!
今やOLも主婦も「つけまつげ」
元々、ギャルメイクに欠かせないテッパンアイテムとして重宝されていた、「つけまつげ」ですが、最近ではOL層や主婦層にも広がり、それに比例するかのように、原宿系女子にも浸透し、今では欠かせないアイテムとして重宝されているようです。
では、なぜ、原宿系女子に「つけまつげ」が受け入れられるようになったのでしょうか?
それは、原宿系女子達の「変身願望」に大きく関係しているようです。
一概に、原宿系女子と言っても多種多様なジャンルがあり、ナチュラル系からゴシック・ロリータ系まで系統はさまざま。そんな彼女達にとって、ファッションとは「自分を表現する場」、そして「新しい自分を生み出す場」でもあります。
ある原宿系女子がこんなことを言っていました。
『つけまを付けると可愛くなれるってのもあるけど、ファッションが更に可愛く見えるような感じがするんだ!渋谷系で言えば、盛れる的な感じかな?』
このように、渋谷系ギャルにとって、「つけまつげ」はメイクを盛るためのグッズとして欠かせませんが、原宿系女子にとっての「つけまつげ」は、ファッション的なアイテムとして受け入れられるようになったようです。