ブランド総合研究所(東京・港区)では、子どもの外出と携帯電話使用について、小学校1年生から3年生までの子どもを持つ親5523人を対象に意識調査を実施した。
東日本大震災後初めてとなる今年の夏休み。子どもの外出について聞いてみると、「以前よりとても不安に思う」が5.8%、「やや不安に思う」が35.8%で、合計すると41.6%もの親が、子どもの外出に対する不安を増しているという結果となった。
防犯・防災上の理由から、子どもに携帯電話を持たせる必要性を感じる親も増加している。震災以前では16.4%に過ぎなかったのが、震災以降には37.6%まで上昇した。
一方、「子どもの外出について、防犯・防災上何か対策をとっているか」という問いには、34.4%が「言い聞かせているが、特に何もしていない」、24.0%が「心配だが特に何もしていない」と答えた。不安を感じつつも特に対策を講じていない親が半数以上だった。「対策・検討している」とした親は36.8%で、具体的な対策としては約8割が「できるだけ家族が同行している」という。