ストレスないグローバル系
触ってみると、指でスクロールしたときの操作感がなめらか。これはソフトウエアのチューニングと合わせて、ガラパゴス系に比べて機能を絞った恩恵でもあるそうだ。日常の操作感に限定して見れば、ボタンの反応が遅い、荷物が重くなったというようなストレスがない分、グローバル系のほうが違和感が少ないのかもしれない。
とはいえ、目の肥えたユーザーの多い日本市場。競争に勝つため、グローバル展開モデルをそのまま持ち込むのではなく、いくつかの点に配慮をしたという。最も特徴的なのは、3色の着せ替えリアカバーだ。実は、Optimus brightのグローバルモデルはマットなブラック1色のみ。日本ではつやのあるブラック、ホワイトにそれぞれ2色の着せ替えカバーを付けた。ユーザーは1台買うと3色の選択肢が広がる。
「日本ではファッション性がケータイ選びの重要なポイントです。外付けカバーを別売りするという考えもありましたが、外付けではわざわざ1000円以上出して買った上に、せっかくコンパクトに仕上げたサイズが生み出すフィット感が消えてしまう。色の選択肢を増やすべき…という日本の特殊な市場性は、なかなか本社に理解してもらえませんでしたけどね(笑)」
Optimus brightのように、ファッション性を重視したスマートフォンも実際に増えている。KDDIからはiidaブランドの「INFOBAR A01」が、NTTドコモでもNECカシオモバイルコミュニケーションズが、「MEDIAS WP N-06C amadana コラボモデル」を発売した。選択肢の充実で、スマフォに興味を持つ女性がさらに増えそうだ。