各社のモデルが出揃った。スマートフォンの普及は、どこまで従来型ケータイに迫るのか、今夏、大きな転換期を迎えている。
「何を基準にすればいいのか分からない」
ケータイの買い替え時を迎えた女性たちは、話題のスマフォにすべきか真剣に悩んでいる。横浜市に住むある30代半ばのOLは、
「(スマフォを購入した)友人は『使いこなせない』と言っていました。自分も自信がないのですが、周りはどんどんスマフォ派になるし、ケータイショップの店員さんにも強く勧められて…」
と話す。現在使っているケータイは4年前に購入。長く使うので、失敗はしたくない。同じスマフォでも種類がたくさんあって、何を基準にすればいいのかさっぱり分からないという。
各社の機種を比べると、大きく2つのタイプに分かれている。防水機能、おサイフケータイ機能、赤外線通信、ワンセグといった日本独特の機能に高画素カメラを搭載している通称「ガラパゴス系スマフォ」と、海外製メーカーに代表されるシンプルな機能が特徴の「グローバル系スマフォ」だ。
ユーザーにとって、今までと同じ機能が付いたガラパゴス系は、何かと安心感を与える。一方で、グローバル系の利点は何なのか。NTTドコモから「Optimus bright(オプティマス ブライト)」を発売しているLGエレクトロニクスジャパンに取材した。