節電のため就業時間を早める「サマータイム」制の導入が進む中、イード(東京・中野区)では首都圏在住の20~50代の父親たちを対象に「終業後の過ごし方」について意識調査した。
サマータイムにより、いつもより余裕が生まれそうなこの夏の「終業後」。例年と比べ「今年は家族と過ごす時間を大切にしようと考えている」父親は、サマータイム導入・導入予定組では34.3%。「せっかく早く帰れるから家族と仲良く暮らしたい」(38歳・会社員)、「子どもの教育や成長に関わりたい」(39歳・会社員)といった声が上がった。
サマータイムのおかげで「妻とのコミュニケーションが増えた」「子どもとのコミュニケーションが増えた」という父親はそれぞれ48.3%、42.4%で、サマータイム導入者の23.9%は「サマータイムを利用して平日(出勤日)に家族サービスをした」経験があると回答。導入予定組でも33.0%が、平日の家族サービスを増やしたいと答えた。
また今夏はサマータイム導入に応じて、さまざまな「アフター4」向けのサービスが登場している。その中で利用したいものを選んでもらうと、最も人気を集めたのは東京ディズニーリゾートの「夏5パスポート」。従来の「アフター6パスポート」と同じ値段で午後5時から入場できるというもので、夜の水上ショー「ファンタズミック」などを楽しめることもあってか、4割以上からの支持を得た。このほか、アフター4対応のドリンク割引プランなどにも人気が集まっている。
調査は子どもと同居している父親、740人を対象に実施された。