「人生と音楽は一緒のものなんです」
その証拠に、歌と自分の人生との距離も関わり方も変わってはいない。
「私にとって、人生と音楽は一緒のものなんです。生き様とか性格とか、まんま全部歌声にも曲にも出てしまっている」
それはまったくその通りだ。取材した日のライヴでも、彼女は感情を抑え切れなかったのか、歌を泣いた。泣くために歌うという人は多い。だが、歌を泣く人は少ない。その時のことを、彼女はツイッターでこうつぶやいていた。
「昨夜も、お会いできた皆様に感謝。最後の曲『ネグレクト』では、久々に感情が大暴走。いやはや、どうにか歌いきれて良かった。今、一番 伝えたい思いが、あの曲の中にある」
「ネグレクト」は、愛を歌っている。こんな風に。
「~
君の、君なりの愛は
そこに確かにあったのに
今や吹き返しそうにない
二度と、その息は二度と
だけど、その様を前に
言いたい
言わずにいられない
君の、君なりの愛よ
生まれてくれて ありがとう」