「可愛かったら何でも良い」ではない
しかし、このようなここ数年の白肌や茶色や黒髪ブームとは一変し、今年は、黒肌になりたいと思うギャルが多く、日焼けサロンに何度も通い黒肌にしたり、黒めタイプのファンデーションを購入するなどの傾向が見受けられるようになりました。
では、なぜここ数年定着していた、白肌の流行を押しのけ、黒肌ブームが再び流行り出したのかをギャル達に聞いてみるとこのような意見を聞くことが出来ました。
『最近、可愛さばっかり追求し過ぎて、可愛かったら何でも良いって感じになりつつあったんだよね…。ぶっちゃけ、みんな同じでつまらないなって思い始めちゃった…』
『もう、可愛いは卒業かな!ウチはギャルならギャルしか出来ないことをしたいって思う!強め系なら、黒肌を極めてギャルらしさもアップ出来るし、ギャルじゃないとなかなか真似出来ない個性を活かすことも出来るよね!髪に剃り込みを入れて個性を出してるギャルもいるよ!』
『お姉ちゃんが持ってた5、6年前のギャル雑誌を読んでいたらほとんどが黒を基調にしたファッションだったり肌見せファッションを取り入れている強め系だったんだよね~!それが、最近のギャルよりもギャル度が高いって感じがした!黒肌にしたり、奇抜な肌見せファッションをしたり、ギャルならではって感じが強め系の良さだと思う!』
といった意見が多く、これらの意見から考察すると、ここ数年の間でギャルの中で「可愛い」が自分達のテーマになったことで、一般の女の子達とギャルが差別化しづらい傾向になり、同時にギャル達と一般の女の子のボーダーラインが見えづらくなってきたことを敏感に感じ取ったのだと思われます。