インターネットホテル予約サイトを運営するベストリザーブ(大阪市)の、予約してあった宿泊日に雨が降ったら宿泊代金をキャッシュバックするユニークな商品「お天気保険付きプラン(降水お見舞いサービス)」が注目を集めている。
宿泊する日の決められた時間(宿泊日の13時~18時と、宿泊日翌日の8時~13時の合計10時間)に、1時間あたり0.5mmの雨が降り続いた場合、宿泊代金を返すという仕組みだ。ただし、申し込みは予約が条件で、宿泊料金の5%を「保険料」として支払う必要がある(事前クレジットカード決済のみ)。このプランは2010年12月からはじまり、ジャパン小額短期保険株式会社との提携により実現した。
同社のwebサイト「ベストリザーブ」では、全国約8500件の宿泊施設を扱っているが、このうち1400~1500件ほどの施設が同プランの対象。また以前は、予約締め切りが宿泊から「8日前」までだったのが、2011年6月1日からは「4日前」までに短縮された。予約が直前でも可能となり、使いやすくなったことで、「ちょうど梅雨の時期だったこともあり、6月からの申し込みは以前よりも増えた」(広報)という。
なお、お見舞いサービス適用が決まると、同社がメールで通知し、宿泊代金を指定口座に振り込んで返金する(振り込み手数料など諸経費は減額。「保険料」の返金はない)。