「新しいジャンルのゲームが生まれていなかった」
両社の業務提携については、6月末から新社長に就任する守安功・ディー・エヌ・エー取締役兼CEOが「(Mobageでは)1000を超える(ゲームの)タイトルがあるが、課題はあった。そのひとつはゲームの多様性。フィーチャーフォンの場合、操作性や画面サイズの問題などあり、なかなか新しいジャンルのゲームが生まれていなかった」と説明した。
フィーチャーフォンにおけるソーシャルゲーム市場の規模は大きいものの、将来的なスマートフォン市場の拡大を考えると、ソーシャルゲームには操作性、アクション性、グラフィッカルな部分など高機能が求められている。そうしたことからも、今後を見据え、ゲームソフト開発のノウハウを持つレベルファイブと組んで、新たなソーシャルゲーム市場を開拓していきたい考えだ。
日野CEOも「ソーシャルゲームのインパクトは大きいが、当社としては弱い部分があった。(DeNAと)相互に補完することで大きなビジネスに発展するだろう」と期待を寄せており、今回の提携でさらなるグローバル展開も視野に入れている。