「ALAは臨機応変に摂取できて安全性も高い」
さらに、京都府立大学大学院の木戸康博教授が行ったヒトによる最新研究によると、「ALA」を摂取すると、代謝が向上、3時間後から体温が上昇することが確認された。木戸教授は、「ALAは足りている人にはエネルギー代謝を亢進するようなことはなく、不足している人だけに働きかけることもわかっています」と、その安全性にも言及していて、臨機応変に摂取できるという。
もちろん、効果的な摂取方法はある。「摂取後の1時間でALAの血中濃度がピークを迎えるので、運動の直後や食事といっしょに摂るとよいでしょう」と、木戸教授は話す。
「ALA」を含む食品にはワインや酢などの発酵食品があるが、より効率的にALAを摂り入れるためには、サプリメントをうまく活用するという方法もある。 今年の夏は、生活習慣の改善やALAなどの栄養素をうまく活用しながら、ミトコンドリアレベルから代謝を高めて、暑さに負けないカラダづくりにトライしてみるのもいい。