「本当においしい。香りが立ち上るんですよ」
ではなぜ、「ガリガリ君」なのか。実は、矢野さん自身が「のどが渇いたら食べてしまう」というくらいに「ガリガリ君」の大ファン。開発の話が2011年1月ごろから進みはじめ、2月ごろには商品化のメドがついた。「夏までには間に合わせたい」という思いから、異例のスピードで商品化に取り組んだ。矢野さんは「(開発は)もう夢中でした」と振り返る。
「ガリガリ君」で作ったカキ氷の味を、矢野さんは「本当においしいです。(削ったときに)空気が含まれることで、香りが立ち上るんですよ。ふつうに食べていた時には、あまり香りを感じたことはなかったのに。(新商品発売で)もっと『ガリガリ君』のファンが増えてくれたらうれしい」と頬を緩めた。