飯舘村では1時間当たり約9マイクロシーベルト計測
30日、都内で行われた「安心生活」開発記者発表では29日の福島市、飯舘村における測定結果が公表されたが、それぞれ1時間当たり約2マイクロシーベルト、約9マイクロシーベルトと、公的機関の測定値を大きく上回っていた。
豊田勝則社長は「自分たちの本当の被ばく量を知りたいんです」という人々の言葉に突き動かされ、1か月半で一気に開発したと熱っぽく語り、「住民の皆さんに不安を与えるために作ったのではない。自分たちで納得、判断して行動してもらうためのツールです」と強調した。
福島市と飯舘村に加え、6月初旬には南相馬市、伊達市にも「安心生活」を設置する予定で、これら4自治体への製品提供は「モニター設置」として無償での提供となる。すでに他にも多数の自治体から問い合わせを受けているといい、アルファ通信では、役所や学校、通学路などへの設置も視野に入れるようだ。
販売価格は198万円、レンタルは月額7万8000円。