「本当の被ばく量知りたい」福島・飯舘に新型測定器設置

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   アルファ通信(東京・中野区)は、放射線量を常時測定・表示する「安心生活」を開発、2011年5月28日から福島県福島市と飯舘村にそれぞれ1基を設置した。

放射線量を常時測定、ディスプレーで表示

飯舘村役場前に設置された「安心生活」。周囲には人だかりが出来ているという(アルファ通信提供)
飯舘村役場前に設置された「安心生活」。周囲には人だかりが出来ているという(アルファ通信提供)

   「安心生活」はステンレス製で高さ約1.8メートル。地上50センチの部分に米・RSSIの認可を受けた高精度の放射線量計測器が取り付けられており、その測定値は10秒ごとに前面の大型ディスプレーに表示。線量が規制値を上回るとサイレンで警告する機能も備えている。

   原発周辺の住民らには、公的機関が発表する放射線量の数値、特に健康被害に直結する累積放射線量に対し「実際の被ばく量より低いのではないか」という不安があった。それを解消するため、「安心生活」では放射線量を24時間常に記録・蓄積し、累積放射線量の実測値を明らかにする。データはUSBメモリーに保存され、パソコンで容易に分析も可能。計測器の設置位置が低いのも、放射線の影響を受けやすい子どもの被ばく量を知るためだ。

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