P&Gは、主婦の「手肌年齢(手肌の見かけから推測される年齢)」の実態調査を実施した。「手に年齢が現れる」という話はよく聞くところだが、調査によると20~30代主婦の約3人に1人が、「手肌年齢」が実年齢を10歳以上上回ったという。
同社では20~50代の主婦、計40人の手の写真を用意。これを見た主婦109人が推測した手の主の年齢(手肌年齢)と、実際の年齢を比較した。その結果、20代主婦の68.8%、30代主婦の62.4%が実年齢より老けて見られ、また10歳以上老けて見られた人は、20代では34.9%にも上った。
実年齢と手肌年齢の差を平均すると、20代では「+6.26歳」、30代では「+4.25歳」という数字に。40代ではほとんど差がなく、50代では逆に若く見られたことから、実年齢が若いほど、「手」から老けて見られがちなのだという。
同社は主婦600人を対象に意識調査も実施した。手のトラブルを引き起こす家事として83.0%の主婦が「食器洗い」と回答。特に20代、30代ではそれぞれ91.3%、88.0%が、食器洗いを肌へのダメージの原因だと答えた。しかし同時に7割以上の主婦が食器洗いの回数についてこれ以上「減らすことが出来ない」としており、そこにジレンマがあるようだ。
「あおいクリニック銀座」の中野あおい院長は、「手肌年齢」を若く保つための対策として、「手肌の潤いを流しにくくする効果のある食器洗い用洗剤」の使用や、「食器洗い後には、すぐにハンドクリームを塗ること」などを推奨。同時に手のケアを怠りがちな春・夏も含め、通年での対策が必要になってくるとコメントしている。