元日刊現代記者で、現在はライターとして独立し「バントの神様――川相昌弘と巨人軍の物語」「ジャイアンツ愛――原辰徳の光と闇」(いずれも講談社)などの著書がある赤坂英一氏の新刊『プロ野球 二軍監督――男たちの誇り』が、2011年5月8日に講談社から発売された。
スター選手の下積み時代を単に振り返るのではなく、二軍監督という"縁の下の力持ち"的な存在との関わりを通して浮き彫りにしているところにこの本の価値がある。
水上善雄、渡辺久信、片平晋作、山崎立翔、鳥越裕介、猿渡寛茂、川相昌弘といった二軍監督経験者が登場するが、いかに彼らが選手たちの心を、目を、汗を見て指導していたかがよくわかる、ファームを舞台にした熱いドラマの数々が紹介されている。
単行本、258ページ。定価1575円。