借金をしてもお誕生会を開く
親も子も十分楽しんだあとはおきまりのお食事タイム。私の娘は「シンデレラ」とリクエストしたので、お皿もケーキもシンデレラグッズでそろえました。
ここでも、前もってスタッフが皿などを準備し、ホストが手配したピザやケーキ等の食べ物をスタッフが切り分け、配膳してくれ、片づけまでしてくれる。そして最後は、プレゼントのお礼のグッディー・バッグを招待客にわたしておわりです。
もちろん、親の予算と相談なのですが、お誕生会はキリがありません。家でやる、公園でお友達を招待して遊ぶ、ボーリング場で数レーンほど借りてボーリングが終わったら後ろのスペースでお祝い、ペットショップにて蛇などのペットをさわる、アート系グッズを売るお店で工作教室をやってお祝い等々、実にさまざまです。
ジムなどの施設を借り切って、お友達をたくさん招待して盛大にやるのがちょうど5、6歳のころ。次第に人数も規模も縮小していくそうですが、親しい友人とディズニーランド、ナッツベリーファームに行くなどはけっこうお金がかかると友人の談。彼女の息子さん、今年はロック・クライミングをリクエストしたそうです。
ちなみに、別の友人は「借金をしても子供のお誕生会を開く」と言います。彼女は国際結婚をしている日本人女性なのですが、ここでいう借金とは「クレジットカードを使ってお誕生会の支払いをしたものの、今月は払えないので来月に繰り越す」という意味。「お金がなくてもやる」というのは、いかにも米国らしくて、いかにお誕生会にお金をかけているかがわかるエピソードでしょう。
娘のみならず、子どもたちはお友達の誕生会に行くたびに「自分のときはどうしようか」「今日行ったここはいいな」と夢をふくらませるのです。たくさんプレゼントももらってお誕生会に味を占めた長女。今年40人ほどの来年は少人数ですむのでしょうか?
野村 香奈