【Paris発】J・バーキンもアダモも日本語で熱唱 仏で震災チャリティ・イベント続々

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シャンゼリゼで『故郷(ふるさと)』を大合唱

日仏アーティストが競演したチャリティ・コンサート(C)Takehiko Inagaki
日仏アーティストが競演したチャリティ・コンサート(C)Takehiko Inagaki

   そして、4月11日にシャンゼリゼのロン・ポワン劇場で開かれたチャリティ・コンサート"津波と明日"には、ベテランから若手まで、第一線で活躍する日仏アーティストたちが、無償で出演した。

   親日家サルバトーレ・アダモが『雪が降る』を熱唱し、津波直後に日本に飛んで行ったジェーン・バーキンが登場すると、会場から大きな拍手が沸いた。フィナーレには、舞台上のアーティストたちと客席の日本人が『故郷(ふるさと)』を大合唱した。

   このコンサートの主催者は、ミュージシャンのマイア・バルーさんとドキュメンタリー作家ギヨム・ディアモンベルジェさん。主に日本で活動しているマイアさんは、地震が起きた時は偶然、パリにいた。

「すぐ日本に戻りたい気持ちでしたが、フランスにいるからこそできる何かがある、とチャリティ・コンサートを思いつき、翌日には、ロン・ポワン劇場のディレクターに相談に行きました。出演依頼をしたアーティストは都合の付く人はみんな快諾してくれましたね」

【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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