3月のCFD取引量トップは「JAPAN225」、CMC Markets Japanが発表

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   CMC Markets Japanは、2011年3月のCFD取引量人気ランキングを4月11日に発表した。CMC Marketsにおいて、3月に最も取引量(額)が多かったのは「JAPAN225」で、次いで「USCRUDEOIL」、「US30」だった。

   3月2週目までは、前月に引き続き「USCRUDEOIL」が最も取引されていたが、14日以降、日経平均が大きく値動きしたことを契機に、「JAPAN225」の取引が活発化し、最終的に3月トータルで最も取引された銘柄となった。

   同時に、日本国債「JGB」も取引量(額)を伸ばしてきているが、今回の東日本大震災を境にした投資トレンドの変化について、CMC Marketsでは次のようにみている。

   3月の日経平均株価指数は、震災直後の14日と15日の2日間で計1439円と大幅に下落したが、16日以降は一転、見直しの買いが入り、3月末時点では、約90%回復したことから、同社のJAPAN225も連動して反発、同時に売買量も増加した。日経平均株価指数は、2月17日に1万891円60銭をつけて以降、震災前からすでに下げトレンドに入っている。その主な背景として挙げられるのは、国会での予算執行に必要な関連法案の成立が危ぶまれ、その結果、景気回復の遅れが懸念されていたこと――。

   今回の日経平均の大きな値動きに投資家は敏感に反応し、3月のランキング2位の「USCRUDEOIL」(April 2011)の約1.4 倍という規模で「JAPAN225」が取引される結果に。今後も、原発問題などの見通しが不明瞭なことから、上値の重い展開が予想されるが、一方、この震災で被災した資本財及び消費財セクターの生産拠点の復旧などのニュースにも注視する必要があると同社ではみている。

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