「デザインとは見出すこと」 あるインテリアデザイナーの思い

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『無為のデザイン』
『無為のデザイン』

   TOTO出版は、「無為のデザイン」(著・杉本貴志)を2011年3月10日に発行した。

   世界的なホテルや「無印良品」店舗など商業空間のデザインを数多く手がけるインテリアデザイナー・杉本貴志氏が、現在に至るまでに関わったプロジェクトや出会った人々、触れあったものや土地などを通じて「デザインすることの意味」をつづった書き下ろしエッセイ。

   多くのデザイナーや文化人が訪れ、後に伝説のバーと言われた「バー・ラジオ」のオープンとその後の改装のエピソードを始め、日本を代表するグラフィックデザイナー故・田中一光氏との交流や「無印良品」の店舗づくりにおける思考の過程などが語られており、「デザインとは作り出すのではなく、見出すこと」という氏の作品の裏側にあるさまざまな思想が読み取れる一冊となっている。

   菊判(223×158mm)、上製、256ページ。

   価格は、2940円。

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