健康志向の高まりと共に、体の柔軟性や姿勢改善に関心を持つ人が増えている。長時間のオフィスワークに運動不足と、現代人の身体は硬くなりがち。体を柔らかくし、血流を良くすることで、疲労回復効果やリラックス効果が得られるといわれていて、書店ではヨガや体操の本が人気を呼んでいる。ただ、継続的に一人で柔軟性を高めようとするのはなかなか難しく、誤った方法でどこかを痛め、逆効果になってしまうことも珍しくない。
プロから受けるマッサージはココが違う
そこで必要になるのがプロの手だ。マッサージとストレッチを組み合わせたリラクゼーション施術を行っている「ストレッチ屋さん」(東京)では、2011年3月5日から体が柔らかくなる「ストレッチコース」を始めている。施術後には前屈が10cm以上伸びることもあるそうで、利用者の評判も上々。同社広報の川合美帆さんは「プロから受けるストレッチの効果は全然違います」と胸を張る。
ストレッチコースは、上半身と下半身のいずれかを選ぶ30分コース(3150円)と全身の60分コース(6300円)の2コースあり、トレーナーと2人1組の「パートナーストレッチ」を行っている。
ストレッチといっても、利用者の役割はただ脱力し、身を委ねるだけ。トレーナーがその時点での柔軟性を見ながら正しい方法で伸ばしてくれるので、体を痛める恐れがなく、姿勢の保持や関節を曲げるために力を入れる必要もない。そのため、高いリラクゼーション効果が得られ、一人では伸ばせない難しい部分も十分に伸ばすことができる。個人差はあるものの、施術前と比べて前屈が15cm伸びた人もいるそうで、見た目にも、体感的にも体の変化を感じられるという。
自宅での継続と正しい知識も必要不可欠
しかし、施術で大きな効果があったとしても、続けなければ、体はだんだんと固くなっていく。そのため、柔軟性を保ち続けるには、自宅での継続と正しい知識が必要不可欠だ。同社では利用者の希望に合わせて通院スケジュールを提案するだけでなく、自宅でできるストレッチメニュー、正しい伸ばし方、生活習慣などのアドバイスも行うことで、ストレッチを総合的にサポートしている。
「プロからストレッチを受けたことがある人は少ないと思いますので、ぜひ体感してほしいですね。ストレッチは痛いものではなく、気持ちの良いものだと分かっていただけると思います。やればやるほど柔らかくなりますよ」
と、川合さんは話している。