ドラマやゲームの影響で注目を集めている「戦国時代」。約1世紀に及ぶ激動の世に登場した数多くの武将について今に伝わる逸話は数多いが、中には事実とは違ったり、かなり脚色されたりしているものも相当あるらしい。
今回、日本実業出版社が2011年1月21日に発売した新刊本『河合敦の思わず話したくなる戦国武将』は、タイトルどおり、誰かに"思わず話したくなる"エピソードを満載している。著者は、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)でもおなじみの、高校教師であり歴史研究家の河合敦氏だ。
関が原合戦での家康が取った手紙作戦、信長の徹底した能力主義、秀吉の類まれな人身掌握術ほか、70余りに渡って明かされる「事実」は実に興味深い。
新書判、並製、224ページ。定価1000円。