UHA味覚糖(大阪市)は2011年2月21日、韓国発のアイドルグループ「少女時代」をキャンディー菓子「e-maのど飴」のテレビCMに起用すると発表した。少女時代が日本向けにCMを撮影するのは初めてで、東京・南青山で開かれた記者発表会に姿を見せたメンバーは、「きれいなセットに囲まれて、気持ちよく撮影できた」(ユナさん、20)と満足そうだった。
少女時代のプロモーションビデオがCMに流用されたことはあるが、日本国内向けに撮り下ろすのは、2月26日から放送予定の「『少女の晩餐』篇」が初めて。メンバーが静止状態で大きなダイニングテーブルを囲む様子を、カメラがワンカットで追う「ストップモーション」という手法で、空から振ってくる「e-maのど飴」に心奪われる瞬間を表現。CMソングには、日本国内でもヒットした代表曲「Gee」を採用した。
ヒョヨンさん(21)は、撮影の様子を
「今回のようにワンカットで連続して撮るのは初めて。まばたきもできず、手を動かすこともできませんでしたが、楽しかったです」
と振り返った。一方、スヨンさん(21)日本の芸能生活について
「日本デビューが決まってからは不安でしたが、日本のファンも優しかったし、日本にも慣れて楽しめるようになった。日本の料理も楽しみ」
と流ちょうな日本語で話し、報道陣を驚かせた。
だが、好きな日本食について聞かれて返ってきたのが、
「昨日、メンバーと一緒に、ソバと和牛を食べました。おいしかったです。トロのお寿司も」
という答え。脈絡のない食べ合わせに、報道陣はまた驚かされた。
フォトセッションでは、解散騒動に揺れる「KARA」についての質問も飛びだしたが、メンバーは質問に答えることなく舞台を後にした。