小型犬を飼う人が増えているが、その歯磨きに役立つ便利グッズ「シグワン 超小型犬用歯ブラシ」がビバテック(大阪市)から2011年2月25日に発売される。
利用者の声が商品化を後押し
同社は、2010年2月に「小型犬用歯ブラシ」を発売、直後に月間5000本を売り上げている。好評の理由は、デザインと構造にあった。それまで、犬やネコの歯磨きをする際、人間のベビー用や幼児用歯ブラシを代用していたが、ただでさえ、口の中にモノが入るのを嫌がるうえ、歯ブラシの「背」が歯茎に当たることでさらなる不快感をもたらす。それが、「小型犬用歯ブラシ」には、背の部分がなく、ローラーのような360度型ヘッドになっていて歯茎に当たらないため、ペットたちにとっても快適らしい。
トリマーからも、
「この歯ブラシならペットたちも嫌がらないし、(人間用の歯ブラシを使うよりも)少ない時間で、同じくらいの効果がある」
と好評だった。
今回の「超小型犬用歯ブラシ」は、大ヒットとなった前作の後継商品で、デザインや構造は変わらないものの、ヘッドサイズが小型犬向けにひとまわり小さくなっている。また、0.06mmの超極細毛を使用したことでも、使用感を向上させた。
リニューアルを後押ししたのは、前作「小型犬用歯ブラシ」の利用者たちから寄せられていた、
「チワワやミニチュアダックスフントなど超小型犬にはヘッドが大きい」「ネコには大きすぎて歯磨きしにくい」
という声だったと、ビバテックの広報担当者は言う。
「超小型犬用歯ブラシ」を扱っているのはペットショップやペット専門の美容室、動物病院など。価格は714円だ。
ちなみに、今回紹介した360度ローラー歯ブラシは、もともとはペット用ではなく、人が使う歯ブラシとして開発され、大人用・子供用なども販売している。
「(ブラシの毛が)かなり柔らかくて使い心地もいい。固いブラシが好きな人には物足りないかもしれませんが、歯を磨くだけでなく、歯茎のマッサージにもなるので、口内ケアにどうぞ」
と担当者は話している。