常盤薬品工業は「プレゼンテーションに関する意識調査」として、1都3県の広告・IT系業で働く男女400人に対して2011年1月14日~17日にインターネット調査を行い、「プレゼンのプロ」たちのプレゼンへの取り組み方についてリサーチした。
この調査によると、1回のプレゼンにかける平均準備期間について、57.8%が「3日以内」と回答し、1日以下とした人も13.8%いた。一方で「プレゼン前日の睡眠時間」については、5~6時間と答えた人が最も多く61.3%、7~8時間と答えた人と合わせると75.6%と、準備期間が短く厳しいスケジュールの中でも、8割近い人が5時間以上の睡眠を取っているという意外な事実がわかった。
「プレゼン前にすること」の上位3つに入ったのは、「リハーサルを行う」「自己暗示をかける」「覚醒系飲料を飲む」。また「プレゼンに挑むための私的テーマソング」としては、1位から順に「ロッキーのテーマ」「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」「負けないで」「ガッツだぜ。」「愛は勝つ」というランキングとなった。
プレゼン中に心がけることとしては、「プレゼンは演劇だと思って振舞う」「キーマンに語りかける」「聞き手との双方向なやりとりを生むため、質問をなげかける」などの回答が上位を占め、参考にしたことがあるプレゼン本については、カーマイン・ガロ『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン――人々を惹きつける18の法則』、川崎和男『プレゼンテーションの極意』が並んでトップとなった。またプレゼンを聞いてみたい広告・IT業界以外のビジネスパーソンとしては、半数以上の人が孫正義ソフトバンク社長の名前を挙げている。