プレジデント社が1994年から主催し、毎年注目が集まる「第17回環境フォト・コンテスト2011」の入賞作品が2011年1月、発表された。特設webサイトでは現在、優秀賞、佳作に輝いた55点の入賞作品が掲載されている。
同フォトコンテストは企業と生活者が手を取り合い、写真を通じ地球の姿を見つめていくことが狙い。今回は協賛した18社の企業がそれぞれのテーマを掲げ、作品を募集したところ、2010年5月から9月上旬までの募集期間中、1万7256点の作品が寄せられた。
応募作品の中から審査員(加藤三郎・環境文明研究所所長、中谷吉隆氏=写真家、長坂嘉昭・「プレジデント」編集長)と協賛企業による審査を経て、2010年10月に優秀賞と佳作が決定。その後、11月の最終審査会では、優秀賞(18点)の中から、「環境大臣賞/環境フォト大賞」として、原爆をテーマとした環境保全と核兵器廃絶への願いが込められた秋田和征さんによる「65回目の夏」(大日精化工業賞<テーマ『環境色彩』>の優秀作品)が選出されている。
なお、このフォトコンテストでは、作品募集期間および入賞作品発表期間(2011年3月まで)において、特設webサイトを訪れた1ユニークユーザーあたり1kgのCO2(二酸化炭素)に換算しCO2排出権を購入。温室効果ガス削減に向け、カーボンオフセットの取り組みを行っている。
次回実施となる「第18回環境フォト・コンテスト2012」の作品募集は2011年5月からを予定している。