スターバックス独自の抽出システム、4店舗で導入
「スターバックス リザーブ」のこだわりは、コーヒー豆だけでなく、コーヒーのいれ方にも及ぶ。それがスターバックス独自の抽出システム「クローバー」で、まずは4店舗に導入される(2011年2月23日から銀座マロニエ通り店と京都三条烏丸ビル店で、同年3月25日からゲートシティ大崎店、玉川高島屋S・C店で)。
同マシンは、コーヒープレス方式と真空技術方式とを組み合わせ、米国で特許を取得したバキュームプレス技術を使った抽出方法。最高の味わいを引き出す「秘密兵器」なのだが、前述の江嵜さんは
「(これを使うと、)豆の善し悪しがはっきり出る。よい豆を使えばそのコーヒー本来の味と風味を最大限引き出すことができるが、反対に品質の悪い豆を使用すればその悪い特長がはっきりと出てしまう。ハード(『クローバー』)とソフト(コーヒー豆)両方の高いクオリティがあってこそのおいしいコーヒーだから、できれば店頭でこの味を試してほしい」
と胸を張る。「クローバー」は店内の見えやすい場所に置かれ、パートナー(従業員)と顧客とのコミュニケーションにも一役買いそう、とのことだ。
なお、「スターバックス リザーブ」は51店舗で展開。(『クローバー』は、上記4店舗のみの扱い)。コーヒー豆は「エルサルバドル モンテカルロス エステート パカマラ」を除き、無くなり次第終了となる。