仏エコ・サイトでもツリーめぐり話題に
フランスのとあるエコ・サイトには、プラスチック製・ツリー否定派の意見が載っていた。その理由は、生分解されにくいプラスチック素材からできていること。アジアで製造されているものが多く、長距離輸送がCO2の大量排出につながること。また、リユースに関して、フランス家庭での平均利用年数は3年に過ぎないこと、などが挙げられているが、これはちょっと疑問だ。
我が家のプラスチック製ツリーは今年で3年目だが、人から譲り受けた中古品で、まだ数年は使えそう。そんなに簡単に壊れるものでもないし、倹約志向の強いフランス人が、3年おきに買い換えるだろうか? さらに、プラスチックツリー否定派は、庭に植えなおす、もしくは植木鉢に植えておけば、生木でも何年も使える、と結論していた。でも、“庭”は、庭付きの家に住んでいる人しか実行できないし、“植木鉢”っていうのも、1年中、家の中(もしくはベランダ)にクリスマス・ツリーがある、っていうのもなぁ……。
結局、エコ効果に関して生木とプラスチックは一長一短、どちらを選ぶかは、その人の好み、こだわりによりけり、というところでしょうか。
江草由香