一般財団法人東京マラソン財団は、2011年2月27日に開催される第5回「東京マラソン2011」で、さらに多くの人たちを「ひとつにする」ことを目指し、“つなぐ”をテーマにチャリティーを実施、寄付金を募る。同マラソンがチャリティーを実施するのは初めて。10万円以上寄付した人(個人のみ)の中で、希望者は、このチャリティー活動をアピールしてもらうため、「東京マラソン2011」に、チャリティーランナーとして参加できる(フルマラソンのみで、先着1000人)。
世界的には、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)のほとんどの大会が、すでにチャリティー制度を採用、スタンダード化しているのが現状だ。特に、ロンドン・マラソンでは3万5000人以上の参加ランナーの約4分の3がチャリティー目的で走るなど、マラソンを通じて走ることを「楽しむ」だけでなく、「社会に貢献する」という文化的側面も大会を支えている。「東京マラソン2011」でも、そうした世界的な流れに合わせてチャリティーを行い、「社会に貢献する」大会であることを訴える。
今回集まった寄付金は、一般財団法人東京マラソン財団を通じて支援団体に全額寄付され、"つなぐ"を共通テーマに、「家族」「未来」「命」「夢」という4分野のチャリティー活動を展開する。活動の一例を挙げると、「家族」では、ファミリ-ハウスの設備拡充や新設、キッズキャンプの実施・施設整備、「未来」では、鹿害防止フェンスの設置・山道の整備、下草や枝の伐採・間伐、花木の植栽。また、「命」では、電気のない難民キャンプに太陽光発電による街灯を設置、「夢」では、トレーニング用具や競技用具の寄贈、障害者アスリート育成活動の支援などがある。
受け付けは、2010年12月15日の午前10時から、東京マラソンの公式ウェブサイト(http://www.tokyo42195.org/)で申し込みが始まる。詳細もそちらで。