J-CAST独占インタビュー
大人こそ聴ける、アカシアオルケスタに注目!!

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「完全に自分達もカッコ良いと思ってます(笑)」

 音ではなくイメージ、世界観を話しました。簡単にいえば、ヴィジュアルもステージングもサウンドも、すべてがカッコ良いと言われるバンドがやりたい、というような説明をしました。

【その言葉どおり、とにかく全員がステージで最大限に自分の魅力を発揮している。カッコ良いのだ!】

北川 完全に自分達もカッコ良いと思ってます(笑)。
西村 バンドとしても個人としてもカッコ良いと思ってます。
佐野 ライヴ中に言ってしまうくらい…。

【西村によれば、ベースの佐野は「ライヴの最中に近寄ってきて、耳元で『カッコ良い! カッコ良い!!』と叫ぶ」のだそうだ。それほど自分たちの演奏、スタイル、形すべてに自信をもち、力も持っている。すべてを括るバンド名の由来は、「アカシアは大きな木で、オルケスタ=オーケストラも大編成。その大きさを4人で表現」という意味合いがある。】

北川 これが必要最低限の人数で、これ以上の音も必要ないという意味でのオルケスタです。バンド結成が6月と、アカシアの花が咲く頃でもあり、上手くまとまったなと…。

【そして、バンド結成3半でメジャーデビュー。関西方面での彼らの評価はすでに高く、各地のライヴハウスをソールドアウトする実力。そしてメジャーデビュー・アルバムの音は、彼らを関西から全国へと解き放つに充分なもの。】

北川 2009年の6月からレコーディングし始めて、色々ありまして、結局今年の夏一杯まで録っていました。ラテンのリズムもありで、オルタナ、グランジの音を出そうとしているバンドというのは、他にいないと思います。

【自分たちの音を表現するのに時にラテンのリズムが必要なのであって、ラテンを演りたいわけではない、まず自分達の音ありきというスタンス。ライヴ・アレンジもその場その場の即興性を感じた。】

西村 抽象的な言い方ですが、演ってるうちに『どうせ、そこにいくんでしょ?』という感じです。『やっぱりね』『あっ、そっちにいきました? じゃ、そっちにいってみましょうか』って感じです。
北川 ライヴでも、決めてるところは決めてますが、決めてないところも随所に残されています。
 普通のバンドとは真逆で。普通はバンドの音がカチッとあってヴォーカルが遊ぶけれど、ウチの場合は私がキチンとラインをキープして、バンドが遊ぶみたいな。

【そしてもうひとつ面白いのは、ギターがいないこと。ただ、このバンドに限ってはギターがいないことがまったく問題にならない。ベースやキーボードがギターの代わりをする、というのではなく、ギターが不要。】

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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