ソフトバンククリエイティブは、ソフトバンク新書から2010年11月18日、『本当は謎がない「古代史」』(著・八幡和郎)を発売した。
それを言っちゃあおしまいよ、ということかもしれないが、「謎の多い」古代史に鋭いメスを入れたのが、元通産官僚で現在、徳島文理大学大学院教授である著者の八幡和郎氏だ。たとえば、「日本語はどこの言語系統からも独立したユニークな言葉だ」といわれるのがウソで、本当は「日本語は縄文人が使っていた単語を韓国語でつなぎ合わせたクレオール語だ」というのが本当らしい。また、「『魏志倭人伝』は中国の正史であるからその内容はすべて信用できる」はウソで、「洛陽の都にいつ誰が来たとか報告があったか以外は信用性が低い」が本当というように、歴史好きでなくとも気になる題材が全8章にわたって取り上げられている。
288ページ、定価798円。